パチンコ・パチスロ 業界ニュースまとめ【2026年7月30日】
本日のピックアップニュース
1. 豊丸産業、7月31日でパチンコ事業を停止|66年の歴史に幕
老舗遊技機メーカーの豊丸産業が7月28日に公式サイトで「パチンコ事業停止に関するお知らせ」を発表し、2026年7月31日をもってパチンコ事業を停止することを明らかにしました。同社は発表のなかで、昨今の事業環境や経営状況を踏まえた判断であるとしています。1960年の設立以来、『ナナシー』シリーズをはじめとする独自色の強い機種を数多く送り出してきたメーカーだけに、業界内外に大きな衝撃が広がっています。
なお、会社そのものが廃業するわけではなく、福祉施設向け遊技機などの事業は継続される見通しです。すでにホールへ設置済みの機種についても、検定期間内であれば引き続き稼働可能とされています。 → 詳細:グリーンべると、P-WORLD、パチンコビレッジ、スポーツニッポン等にて報道
2. SANKYO、新プロジェクト「KUGITAMA」第1弾『P羽根BASTARD!! -暗黒の破壊神-』を発表
SANKYOは7月29日、「釘と玉」というパチンコ本来の面白さを社会に伝えることを掲げた新プロジェクト「KUGITAMA」を始動し、その第1弾機として羽根モノ『P羽根BASTARD!! -暗黒の破壊神-』を発表しました。全国のホールへの納品は2026年11月頃を予定しています。
注目は導入形態で、「KUGITAMA YELL(エール)プラン」として1台あたり月額2万円(税抜)のレンタル提供が用意されます。ホール側の設備投資負担を抑え、羽根モノというジャンルそのものを再び根付かせる狙いがうかがえます。あわせて同日から、ブラウザで無料プレイできるシミュレーターゲーム3タイトル(『ジャズマンII』『レスキューキャッチャーI』『ガンコおやじII』)が追加公開され、KUGITAMAプラットフォーム上の遊べるタイトルは計10種類となりました。
7月29日〜8月5日には、公式Xアカウントのフォロー&リポストで30名にQUOカードPay1,000円分が当たるキャンペーンも実施されています。 → 詳細:SANKYO公式プレスリリース(PR TIMES)、グリーンべると、遊技通信web
3. ダイコク電機『DK-SIS白書2026年版』発売|17年ぶりのファン人口推計は約1,609万人
ダイコク電機は7月28日、業界ビッグデータ「DK-SIS」をもとにした『DK-SIS白書2026年版 -2025年データ-』を発売しました。今回の最大のトピックは、17年ぶりとなるパチンコ・パチスロのファン人口推計を掲載した点です。
刊行記者発表会では、実遊技に紐づくデータから2025年の参加人口を約1,609万人と推計。18歳以上人口の約15%、およそ6.6人に1人が遊技に触れている計算になり、一部のコア層だけで支えられている市場ではないという見方を示しました。2025年の売上規模はパチンコ7.4兆円・パチスロ8.8兆円の計16.2兆円で前年並み、粗利は計約2.48兆円でわずかに下落と推計されています。白書では20円パチスロが「成熟期」に入ったとの分析や、パチンコ新台への過剰投資が利益減少につながる傾向についてもデータで示されています。 → 詳細:グリーンべると、P-WORLD、ダイコク電機公式プレスリリース
4. 『パチンコ・パチスロプレイヤー調査【2026】』発刊|参加人口は902万人で3年連続増加
エムズマーケティングによる『パチンコ・パチスロプレイヤー調査【2026】』が発刊され、GBモールで販売が開始されました。過去1年間にパチンコまたはパチスロで遊技した参加人口は推計902万人で、前年の865万人から37万人増加。参加率も9.2%から9.6%へと上昇し、3年連続の増加となりました。
内訳ではパチスロ参加人口が714万人と54万人増でパチンコを上回る伸びを見せており、20代以下の若年層の拡大が市場回復を牽引している構図が読み取れます。前項のDK-SIS白書(約1,609万人)とは調査手法が異なるため数値の水準は大きく異なりますが、いずれも「参加人口は底を打ちつつある」という方向感で一致している点は注目に値します。 → 詳細:グリーンべると、遊技通信web、Amusement Japan
5. 全日遊連、警察庁への要望事項の取りまとめへ|「要望は順序が重要」
全日遊連は7月22日、都内で定例理事会後の記者会見を開催しました。阿部恭久理事長は、社会経済情勢の変化や物価高騰を背景に警察庁から要望事項の募集があったことを受け、各県遊協から寄せられた意見を取りまとめている状況を説明。優先順位を付けながらホール4団体で検討していく考えを示しました。
要望は「産業の育成」「規制緩和」の観点が中心となり、貸玉料金や賞品限度額の見直しなどが議論の俎上に載っているとされます。簡便に対応できるものから法改正を要するものまで幅があるとして、行政と緊密にやり取りしながら進める方針です。 → 詳細:グリーンべると、P-BOMB、娯楽産業
6. サミー、8月30日に「サミー夏のファン祭 in 池袋サンシャインシティ」開催
サミーは7月29日、8月30日に池袋サンシャインシティ展示ホールA-1・A-2で「サミー夏のファン祭 in 池袋サンシャインシティ」を開催すると発表しました。開催時間は10時〜18時。最新機種の展示やグッズ販売に加え、ファミリーで楽しめるエリアも用意されます。
目玉は、9月7日から導入が始まる『スマスロ リコリス・リコイル』の試打会です。試打エリアは18歳以上限定で、事前応募の抽選に当選した来場者が対象となります。 → 詳細:サミー公式サイト、遊技通信web、P-WORLD
7. 『L聖闘士星矢 黄金十二宮』がスマスロで登場|「黄金十二宮編」は11年ぶり
SANYO(三洋物産)から『L聖闘士星矢 黄金十二宮』が発表されました。パチスロにおける「黄金十二宮編」の登場は2015年以来11年ぶりとなり、シリーズファンの待望の一台です。導入は2026年10月を予定しています。
スペック面では、純増約4.0枚のメインAT「Battle of ZODIAC」に加え、純増約6.6枚・継続期待度約88%の上位AT「千日戦争」を搭載。上位AT突入時は約3,600枚の獲得期待が示されており、一撃性能の高さが特徴となっています。 → 詳細:遊技通信web、P-WORLD、パチンコビレッジ
8. ニューギン『eアクセル・ワールド』、直営店で先行導入|全国導入は8月3日から
ニューギンは7月17日、名古屋市中川区の直営店「パーラーニューギン」にスマパチ新機種『eアクセル・ワールド』を先行導入しました。設置は4円パチンコ6台・1円パチンコ3台の計9台で、夕方の開店前から多くのファンが集まる注目ぶりだったと伝えられています。
人気アニメ『アクセル・ワールド』の初のパチンコ化となる本機はライトミドルスペックで、ラッキートリガー中は約6,000個の出玉比率が約33%とされ、LTによる大量出玉に期待がかかります。全国導入は8月3日からの予定です。 → 詳細:グリーンべると、P-WORLD、電撃オンライン
9. その他の動向
- ABC刈谷店が8月8日グランドオープン:ABCが愛知県刈谷市に10年ぶりとなる新規出店。パチスロ比率の高い構成が特徴とされています。(グリーンべると、P-WORLDにて報道)
- 円谷フィールズHDが業績予想を上方修正:27年3月期第1四半期決算にあわせて発表。(P-WORLD、パチンコビレッジにて報道)
- ユニバーサルが「世界コスプレサミット2026」に協賛:7月31日〜8月2日の開催にブース出展。(P-WORLDにて報道)
- 『e大海物語5スペシャルLTD』など複数機種が検定通過:東京都公安委員会の検定通過状況が更新されました。(パチンコビレッジ、P-WORLDにて報道)
- 日遊協が「遊技業界データブック2026 バージョン01」をPDF公開:業界データを無償で参照可能。(グリーンべるとにて報道)
今週の注目ポイント
今週の業界ニュースは、「撤退」と「参加人口の回復」という対照的な2つの流れが同時に表面化した週でした。
豊丸産業のパチンコ事業停止は、メーカー再編が最終局面に入りつつあることを象徴する出来事です。一方で、DK-SIS白書とプレイヤー調査という調査手法の異なる2つのデータが、いずれも参加人口の下げ止まり・回復傾向を示したことは明るい材料といえます。
そしてSANKYOの「KUGITAMA」は、月額2万円レンタルという踏み込んだ提供形態で羽根モノという原点に立ち返るプロジェクトであり、市場が縮小から再拡大へ舵を切れるかを占う試金石になりそうです。全日遊連が進める警察庁への要望取りまとめ(貸玉料金・賞品限度額)とあわせて、今後の続報に注目したいところです。
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本まとめは各社公式発表・業界報道をもとに作成しています。 参考情報:グリーンべると(https://web-greenbelt.jp/)、P-WORLD(https://news.p-world.co.jp/)、パチンコビレッジ(https://www.pachinkovillage.com/)、遊技通信web(https://www.yugitsushin.jp/)、SANKYO公式プレスリリース、サミー公式サイト、ダイコク電機公式プレスリリース 記事公開日:2026年7月30日